GS/TP Limited Edition /grey-cherry pie
GS/TP(General Service/Time Piece)はイギリスのブランドTENDER Co.,のデザイナーWilliam Krollさんと、日本の時計職人による時計ブランドです。
ケースの設計からオリジナルで製作された時計は、Williamのデザインと時計職人の職人気質に加え、二人のオタぶりが見え隠れしています。
このリミテッドエディションは、世界限定30本のブラック塗装を施したモデルで、文字盤も限定用に新たにデザインされたもの。
ムーブは手巻きのみ。ブラックの塗装はステンレス(シルバー)のケースをイオンプレーティング(イオン結合:以下IP)塗装で後染めしています。
このモデルは1940年代のスイスMOIRES社製、A.T.P(Army Trade Pattern)のモディファイドに基づき、偶数時間の部分のみチェリーレッドで分割されています。一見時間が読みづらそうに感じるかもしれませんが、偶数時は赤のドット、奇数時には24時間表記がされているので意外に問題ない。
cherry pieの名の通りこのモデルのみ赤の塗装が施されていて、このモデルだけ異なる色を使用することは量産の過程では非効率なため生産過程の努力が垣間見えます。
でもこのとても綺麗な配色を見ると、どうしてもこうしたかった気持ちが分かる気がします。
文字盤の素材は真鍮。それを外装と同じIPでベルファストグレイに塗装しています。
(戦闘員用のブラックに対してグレイなどは非戦闘員用に使われる)
ベルトはNATOタイプ(付属部分部分も同じIPブラック塗装)。
ミリタリー用途では服の上から付けることも多いため、一般的なベルトより長い設定になっています。巻き端の余分が長すぎる時は折り返して挟み込むと良いですよ。
ケースサイズは28mm。現行のメンズよりは小ぶりで腕時計が作られた当初のメンズサイズはこうだったそう。
厚みは約13mm。この厚みが小ぶりなフェイスを華奢にし過ぎない、良いボリュームを出しています。
ベルトサイズは、メンズ標準の18mm。一般的には28mmのフェイスには15mm位が相場だけど、このサイズにすることでのアンバランスがとても良いし、替えを購入し易い。お持ちのベルトに交換することもできますよ。
と、まだまだ書ききれないほど見えない部分にもこだわりが詰まりに詰まって、こぼれ落ちてるくらいです。
「時間には絶対的な正確性を求める」という方には向かないけど、古着が好きだったり、デニムの経年変化が好きだったり、はたまた植物を育てるのが好きな方には手巻きって向いてると思います。良いもんですよ。
気になりましたら、是非。
生産国:日本(組み立て、加工含む)
ムーブ:CITIZEN MIYOTA/Cal.6T33
ケース:ステンレススチール
風防:ミネラルガラス+<G>エッチング
special editionのdark map box
メーカー保証:6ヶ月
*採寸は置き方や測る位置により異なるためおおよその数値です。
*色味はお使いのブラウザ等により、実物と異なる場合があります。
*沖縄県への配送はゆうパックでのお届けとなります。